チアリーダーから不登校に、そして憧れの仕事に

 

気が付いたのは中学校のとき

 

小学校時代からとっても活発な子供で、テレビの体操や、ダンス、物まねなど面白いことは何でもやるような性格でした。

 

でも、とりたてて得意なスポーツがあるわけでもなし、人並みに某楽器会社の音楽教室へ行かせたり、スイミング教室へ行かせたりしていました。

 

そんなこともあって、中学校ではスポーツを選ばずに応援する方を選んだようです。

 

たまたまチアリーディング部がある学校に入って、見学してみてすっかり虜になったようです。

 

可愛いコスチュームにも惹かれたようです。

 

そんなふうに喜び一杯で部活していたある日、部活が終わったあとで先輩や後輩、同級生までもが話していたことを聞いてしまった。

 

「臭いが凄くない?とっても嫌な臭いでたまんない、気づいてないの?デリカシー無し」

 

自分の体臭が他の人に嫌われていることを知って、大変なショックを受けてしまったんです。

 

可愛い反面、露出が多いコスチューム。
それが臭いをダイレクトに発散させてしまっていたんですね。

 

当然の成り行きとして、部活には行かなくなってしまいました。

 

それでも、先生たちが何度も熱心に誘ってくださるので辞めずにはいましたが、練習には行かないまま。

 

そのうちにもっと大変なことに、、、。

 

「学校にも行きたくない」というようなことを口にするようにも。

 

主人は忙しくしていて、聞いてはくれますが主体的には動いてはくれません。

 

本当につらい毎日でした。

 

さらに、いろいろと調べていくうちに、ワキガが遺伝だと調べて知ったときはとても衝撃を受けました。

 

確かに主人はワキガ?と思うような臭いがありました。
でも、スポーツマンタイプでぐんぐん引っ張ってくれる男性が好みだった私にはあまり気にもなりませんでした。

 

そんなこともあって、私自身も自分を責めたりというふうに、気持ちがどんどん塞いでいきました。

 

丁度お年頃を迎えた娘も、原因がパパにあるのかもと知って、普通以上に父親を避けるようになっていきました。

 

とても辛い関係の家族になってしまっていました。

 

そこからどう立ち直ったか

 

未来を描いて計画的に取り組むことにしたんです。

 

まず、お医者さんにいって、ワキガのいろいろな事をお伺いしました。

 

そして、治療薬なども処方していただきました。

 

でも、お年頃の女の子には、人目につくような行動は続きませんでした。

 

挫折、、、いえ、そうするわけにはいきません。

 

市販薬など、あらゆるものを試してみました。

 

でも、手軽に買えるものはそれだけのものでした。

 

効果も直ぐになくなって、1日を快適に過ごすことはできそうにありませんでした。

 

そんな時に、同じ悩みを持つ子供のためにちゃんとした専用のクリームなどがあることを知りました。

 

とにかく藁をもすがる思いでいろいろ試してみた結果、合うものを見つけることができました。

 

まるで暗黒星雲に迷い込んだような毎日、そんな中で唯一の助け手は、同じ小学校から進学した仲良しのお友達でした。

 

その子だけがいつも友達でいてくれて、その子が「あのね、全然臭わなくなっているよ」って言ってくれたのが救いの言葉になりました。

 

そうして、皆で決めて行きました。

 

今はこうやって簡単に確実にできる方法で過ごしていく。
でも、就職をする前には手術をして完全に治療をする。

 

そうすれば、年齢からくる再発の確立もほとんどなくなることを目指していくことにしました。

 

●中学校から高校生活は専用のクリームや消臭剤などでしっかりと対策、
●成長が落ち着く大学卒業〜就職時に手術して根治させる、
そんな計画をしっかりと立てたことで、娘も心が落ち着いて、一歩を踏み出していけるようになりました。

 

でも、女の子には結婚〜妊娠〜出産という人生が待っています。

 

「ワキガは遺伝する」。

 

娘もそれを知ったときにはとてもショックを受けていました。

 

でも、今はこの経験を通してわかったことも積み上げたこともたくさんできて、それを乗り越えています。

 

そう、「自分の体験が子供にも役立つ」とわかっているからです。

 

ですから、絶対にあきらめたりしてはいけないです。

 

良く話をして、いつどのようにしていくのかという道筋を決めてみてください。

 

何も見えない闇が晴れて、ちゃんと開けた道が見えるはずです。

 

医学の進歩も期待できます。

 

ですから、今何ができるか、将来どうするのかをしっかりと決めれば、安心と自信を持ってワキガを超えていけます。

 

 

今、大学も卒業して、予定通り手術を受けた娘は、あこがれの職業について、お客様をおもてなしすることに喜びを感じながらフライトを全力でこなしています。

 

あの苦しみが逆に夢の実現の原動力になった!

 

いまでは、そう思って、いえ、確信しています。